9人の翻訳家 囚われたベストセラー
原題 | Les traducteurs |
上映時間 | 105分 |
日本公開日 | 2020年1月24日 |
監督 | レジス・ロワンサル |
主要キャスト | ランベール・ウィルソン オルガ・キュリレンコ アレックス・ロウザー |
配給会社 | ギャガ |
公式サイト | https://gaga.ne.jp/9honyakuka/ |
2019年のフランス・ベルギーのスリラー映画。
大ヒット小説の翻訳作業中に小説の内容が流出するという事件が起こるという内容。
あらすじ
あなたは、この結末を「誤訳」する。
舞台はフランスの人里離れた村にある洋館。全世界待望のミステリー小説「デダリュス」完結編の各国同時発売のため、9人の翻訳家が集められた。外部との接触が一切禁止され、日々原稿を翻訳する。しかしある夜、出版社社長の元に「冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば、全ページを流出させる。」という脅迫メールが届く—誰が、どうやって?引用元:Filmarks
個人的評価
ストーリー | ★★★★☆[4/5] |
キャスト・演技 | ★★★★☆[4/5] |
総合評価 | ★★★★☆[4/5] |

ストーリーを楽しむ映画となっており、中盤以降の展開は見ごたえがあって面白かったです!
評価対象の選出が難しかったのでいつもより項目は少な目で、、、
キャラクター
エリック・アングストローム:『デダリュス』を出版する出版社のオーナー。金の亡者。
アレックス・グッドマン:英語の翻訳家。非常に若く才能を感じさせるが、言動は気だるげ。
カテリーナ・アニシノバ:ロシア語の翻訳家。『デダリュス』に登場するヒロインに容姿を似せるなど作品に心酔している。
物語の流れ
- 『デダリュス』という世界的人気小説の三巻の発売会見
- 世界的人気小説の独占販売権を獲得したという出版社が大々的に三巻の発売を発表。
- 各国の翻訳家がパリへと終結
- 翻訳家たちが慌ただしく空港などで出国手続きをする様子が描写される。
- パリの郊外にある豪邸が舞台
- 翻訳作業を行う仕事場はパリの郊外にある豪邸の巨大な地下室。
集められた翻訳家たちは、電子機器の没収や強固な地下室の様子・屈強な監視役がいるなど厳しいルールにやり過ぎだろという反応を見せながらも、世界的名著の最新作を誰よりも早く読むことができる喜びを噛みしめる。
- 翻訳家たちの交流
- 世界各国から集められた九人の翻訳家たちは、これから2ヶ月の仕事の間共同生活をすることになる。
お互い交流しながら仲を深めていく。
- 『デダリュス』のページ流出事件発生
- 厳重に管理された原稿が流出したことにより、犯人探しが始まる。
犯人は翻訳家たち九人の中にいる、、、?
犯人は一体誰なのか!?
『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』を見た感想!
最初はなかなか物語が動かないスローペースな映画だなという印象でしたが、流出事件発生以降の展開は面白いなと感じました!
ただ、事件内容が小説の流出ということで、その業界の人からすれば顔面蒼白ものなのでしょうが、一般人の僕からすると事件自体に緊迫感はあまり感じませんでした。
なので、殺人事件をテーマとした作品などに比べてゆったりとした心持ちで見れました!
事件を解決する系の映画は、凄惨な事件が題材になりがちなので見ると落ち込んじゃいますが、この作品は題材的にそこまで落ち込まないので見やすいと思います!
物語の核となる”小説を流出させた犯人”の正体については、あ~そういうことだったのね、と思いました。
映画を見ていて、なんかそこまで犯人の正体に興味を惹かれなかったので、犯人や手口が分かっても盛り上がり切れない自分がいましたね。
面白い作品ではありましたが、インパクトには少し欠けるかなというのが感想です!

作中で出てくる小説の『デダリュス』の内容は気になるかも!
印象に残ったシーン!
▼多少のネタバレを含むので見たい人だけここをクリック!
物語の本筋にはそこまで絡んでこないシーンではありますが、
『小説家を夢見ていた女性の翻訳家さんが、自身の作品を批判された後に自殺』してしまったシーンは胸が痛かった、、、
銃で撃たれた女性などについてはその事件が明るみになるでしょうが、小説を批判した挙句に暖炉で焼却した悪行は誰にも知られないのだろうな考えるとツライ。
良かったところ!
ポイント
・犯人の正体と手口と犯行の目的!

犯人の真の正体は予想がつかなかったですし、作中でもいろんな人が騙されている展開がいいなと思いました!
うーんと思ったところ
ポイント
・全体的に盛り上がりきらない展開

盛り上がりそうな場面はいくつかありましたが、何となく盛り上がりきらないなという印象でした。
犯人の正体とか犯行の手口とかをがぬるっと明かされるので、キレが悪いという印象はあったかな~
『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』が見れるサブスクは?
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『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』のネット上での評価は?
Rotten Tomatoes | トマトメーター:71% ポップコーンメーター:53% |
映画.com | 3.5/5点 |
Filmarks | 3.7/5点 |
星3~4の評価が多いなという印象です!
「犯人の正体予想つかなかった」という意見も多く、ミステリー・サスペンスが好きな人は楽しんで見れる作品なんじゃないかなと思います!
似たジャンルの作品
※現時点で似た作品が思いつかないので、思いついたら記載します!
まとめ
世界的大ヒットの小説発売の裏側はこんな感じになっているのかなと考えると闇の部分を見たなという気分になりました!
作品自体が脚光を浴びている裏には様々な思いを抱えながら働いている翻訳家さんがいるということを意識しなきゃですね!
今後は海外作品の日本語版を見る時には翻訳をしてくれている方に感謝しようと思います!
そんな気持ちにしてくれる映画となっているので、ぜひ見てみてくださいね!

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