悪魔のいけにえ
原題 | The Texas Chain Saw Massacre |
上映時間 | 83分 |
日本公開日 | 1975年2月1日 |
監督 | トビー・フーパー |
主要キャスト | マリリン・バーンズ アレン・ダンジガー ポール・A・パーテイン ウィリアム・ヴェイル テリー・マクミン エドウィン・ニール ジム・シードウ ガンナー・ハンセン ジョン・ドゥガン |
配給会社 | 日本ヘラルド映画 |
1974年公開のアメリカ映画。
チェーンソーを持った殺人鬼『レザーフェイス』がアイコン的。
・1974年度ロンドン映画祭最優秀賞受賞作品
・英国監督週間上映作品
・1974年度〜BBC最重要注意作品
個人的評価
グロさ | ★★★☆☆[3/5] |
怖さ | ★★★☆☆[3/5] |
ストーリー | ★★★☆☆[3/5] |
音 | ★★★★☆[4/5] |
キャスト・演技 | ★★★★☆[4/5] |
総合評価 | ★★★☆☆[3/5] |

現代的な感性でのグロさや怖さはあまり感じない作品ではありました。
ただ、チェーンソーの音だったりキャストの絶叫だったりはかなり鬼気迫るものを感じたので、ホラー史に残る作品であるというのは頷ける映画だと思います!
キャラクター
サリー・ハーデスティ:主人公。レザーフェイスたちから一番追いかけ回される役回り。
フランクリン・ハーデスティ:車椅子に乗った男性。サリーの兄。
ジェリー:サリーの恋人。
カーク:パムの恋人。
パム:カークの恋人。
レザーフェイス:本名ババ・ソーヤ。かなり大柄な体格をしており、人皮で作られたフェイスマスクをしている。チェーンソーを振り回して人を殺す姿が特徴的。
ヒッチハイカー:レザーフェイスの兄。
コック:レザーフェイスとヒッチハイカーの兄。
物語の流れ
- 男3人女2人の集団が車で旅行中
- カップル二組と、車椅子の男性の組み合わせ。
車椅子の男性とその妹の家へと帰郷している最中。
- 道中でヒッチハイカーを拾う
- ヒッチハイクをしていた少し言動が不気味なロン毛の男を5人の車に乗せる。
突然自傷し始めたり、写真を売りつけようとしてきたり、車椅子の男性をナイフで切りつけたりとしたい放題。
- ヒッチハイカーを車外に追い出しその場を去る
- 狂気のヒッチハイカーをなんとか追い出すことに成功。
車内の雰囲気は最悪に。
- 目的地に到着
- 道中でガソリンスタンドに寄るも給油できなかったりといったアクシデントはありつつも、目的地となる家へと到着。
各カップルが仲良さそうにする中、車椅子の男性が放置されるといった状況になったりする。
- 事件の始まり
- ガソリンを分けてもらおうと隣家へと訪ねて行ったカップル一組がレザーフェイスの手にかかる。
帰ってこない友人を探しに残りの3名も隣家へと向かうことになるが、、、
狂気の一家から逃げ出すことはできるのか!?
『悪魔のいけにえ』を見た感想!
もっとグロイのかと思ってたけど、あんまり怖くもグロくもない作品だったなと感じました!
殺害のシーンなんかも本当に一瞬で終わるし描写もほとんどありませんでしたし。
本作品は1970年代の古典ホラーということで、現代の感性とは違うんだなというのを改めて実感しました。
当時はこの作品でもかなり前衛的だったんだろうなと思うのと同時に、現代のホラー映画はグロくしすぎなのでは…とも思いますね。
とはいえ、レザーフェイスやヒッチハイカーやコックといったイカレたキャラクターを創り出しているというのは凄いなと思いました!
映像としては怖くなかったですが、隣家にこんなイカレた奴らが住んでいるかもと想像するとめちゃくちゃ怖いかも…!!!
あと、映画を見る前からレザーフェイスという殺人鬼の存在は知っていましたが、こんなキャラクターだったのかと本編を見てみてギャップは感じました。
残忍な殺人鬼かと思ってましたが、おどおどした陰キャみたいな感じだったので……。
最近の映画に出てくる殺人鬼が怖すぎるんだよなあ。
ということで、映画の感想としては『面白いといえば面白かったけど、少し物足りない』といったところでしょうか!

これくらいの怖さだと目を背けずに見れるのでアリかもな~
最近のホラー映画は目を細めないと見てられないやつとかあるし…
印象に残ったシーン!
▼多少のネタバレを含むので見たい人だけここをクリック!
車椅子に乗ってた男性がレザーフェイスにチェーンソーで切り殺されるシーンで、「そんなにあっさり殺されるんかい!?」と思っちゃいました。
そのシーンを迎えるまでずっと足手まといみたいなムーブをかましてたので、これはレザーフェイス相手に一矢報いる系のキャラだと思ってたんですけど、あっさりと殺されてしまって…
本当にただ邪魔なキャラだったってこと…?
良かったところ!
ポイント
・レザーフェイスが見れた!
・主人公を演じた『マリリン・バーンズ』の鬼気迫る大絶叫

レザーフェイスという殺人鬼の存在を知っていたので、その映画がどんなものか見てみたかったという動機から本作品を見始めたので、ちゃんとレザーフェイスが見れたので満足しました!
こんなキャラクターだったんだ、レザーフェイス!
うーんと思ったところ
ポイント
・あんまりグロさと怖さを感じなかった

1970年代の映画を今の感性で語ること自体が無意味ではありますが、目を覆いたくなるようなグロさや怖さは無かったかなと思いました。
少なからずホラーにはそういうシーンを求めているので、そこの欲求を満たしてくれる作品とは言い難かったです。
『悪魔のいけにえ』が見れるサブスクは?
![]() | 〇 |
![]() | 〇 |
![]() | × |
![]() | 〇 |
![]() | × |
『悪魔のいけにえ』のネット上での評価は?
Rotten Tomatoes | トマトメーター:84% ポップコーンメーター:82% |
metacritic | メタスコア:91点 |
映画.com | 3.8/5点 |
Filmarks | 3.7/5点 |
評価としては高めですが、古い作品だけに過去の名作としての評価がついている印象です。
今現在の感覚で映画を見るのとは乖離した数値とも言えそうな気がします。
レザーフェイスという殺人鬼が登場する映画という前提情報を持って見ると、出典が見れたような感じで満足できる作品かなと思います!
シリーズ作品




似たジャンルの作品
※現時点で似た作品が思いつかないので、思いついたら記載します!
まとめ
古典ホラー映画を見れて満足しました!
怖さやグロさとしてはそこまでではありましたが、レザーフェイスというキャラクターを見れたことに満足!
今でも人気のあるホラーキャラクターになる理由も分かる気がしました!
これを機に、いろいろと古典ホラーを見ていきたいなと思います!
次は『エルム街の悪夢』とか見てみようかな~!

映画を見た感想とかコメントしてくれると嬉しいです!
語り合いましょ~!